去る6/7、8日 CALM & PUNK GALLERYにてニューヨークからやって来た四人のアーティストによるエキシビションTIME CHANGESが開催されました。
人種も世代も作品メディアも異なる4人がそれぞれの作品を通じ、毎日の生活においての一つ一つの賢い選択がより良い未来、特別な明日につながる=TIME CHANGESという想いを込めて開催したのがこの展示。壁いっぱいに展示された作品によってギャラリー空間はまるでニューヨークさながら。初日のオープニングパーティーは多くの人でにぎわい、まさに”melting pot”な出来事となりました。
オープニングパーティーの様子

2日目にはアーティスト達によるトーク、そしてライブドローイングも行われました。
2006年のADC Young Gun受賞(30歳以下のアーティスト、デザイナーを対象としたADC主催の賞)という華麗な経歴をもつChris Rubinoはスタイリッシュな作品をスライドショーで見せつつ、創作への熱意と愛情を感じさせるプレゼンテーションを、Chris Mendozaは母国ニカラグアの情勢不安にともない家族でニューヨーク移住となった生い立ちや、建築家である父の影響、グラフィティへの出会いなど、自らの活動の原点から今までを、そしてAiko Nakagawaさんは自らの活動の歴史だけでなく、世界のグラフィティ、ストリートアートムーブメントの変遷を織り交ぜながらのトークを披露。トークのトリをつとめたのは、4人の中でも最長のキャリアをもつMartha Cooper。Hip Hopやグラフィティカルチャーの草創期を写真でドキュメントしたことで知られるMarthaですが、文化人類学を学んでいた過去や、60年代には日本で2年半暮らしていたという意外な日本との縁が明らかになりました!
四人四様の人生、そして制作の背景にあるストーリーは、展示作品に新たな次元を与えるかのようでした。
トークの最後にはQ&Aセッションも。
「アーティストを目指す若者にメッセージは?」ときかれてMarthaから飛び出したのは意外にも「ビジネスの側面を意識すること。」一瞬置いて、Marthaが続けます。「いわゆるビジネスの話ではないけれど、お金の面を意識するのはとても大切なことだと思います。若いアーティストは楽観的になりがち。けれど、経済的な心配は創作の妨げになります。私にも生活が楽ではない時期がありました。自分のやりたいことの足を引っ張らせないためにも、常にそのことを頭の隅に置いておいてくださいね。」自ら長年創作を続けてきただけでなく、多くのミュージシャンやアーティストの活動を見守ってきたであろう彼女の言葉には、包み込むような優しさがありました。またChris Rubinoは「常に行動をおこす努力も大事だよ。」とコメント。若くして成功した彼自身、きっとたくさんの努力をしてきたのでしょう。

(左からChris Rubino, Chris Mendoza, Martha Cooper, Aiko Nakagawa)
さて、トークのあとはChris Mendozaによるライブドローイング。
3面で構成されたボードにドローイングを施していくChris Mendosa。
実はこれ、Chris Mendozaと、建築家の小阿瀬直さんによるスペシャルコラボレーション作品なのです。

平面作品とおもいきや、、、立体オブジェに変身!

会場もChris Mendozaを囲んでひとつとなり、2日間のイベントを締めくくるにふさわしいパフォーマンスとなりました!